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一抹の不安をおぼえる
今回の衆議院総選挙では自民党が圧勝したわけだが、私にはひとつの疑問が…。人が1億人いれば1億人の違った考えがあるのは当然のこと。ましてや政党ともなれば、自分の思いと100%同じアジェンダを持つ政党なんて絶対あり得ない。で、やむなく自分の考えにもっとも近い政党を選ぶのが選挙。確かに自民党は選挙で大勝したけれど、自民党自身も認めているように、それは民主党や第三極の自滅によるもの。自民党に投票した方々だって、自民党の政策をすべて支持したわけではなかろう。首相に返り咲いた安倍晋太郎氏のご長男は、ここ数日のうちに、民主党政権が掲げていた公務員削減や原発ゼロを踏襲しない考えを打ち出し、加えて新規原発建設の意向である旨も示した。自身も自他ともに認める超タカ派であるがゆえに、核兵器の必需品であるプルトニウムを生み出す原発をやめることなど絶対ないことは国民の誰もがわかっていたことではあるが、だが、それを国民が望んでいるかどうかは別である。行財政改革の一環である公務員削減の撤回もしかり。とどのつまり、これは政権を失った当時の自民党とまるで同じ。いかにもKY首相の異名をとった彼らしいと言ってしまえばそれまでだが、まったく世論に目が向いていない。政権の座には返り咲いたが、この3年の間に自民党が変わったことと言えば、古株議員がすこし減って新人議員が増えたことぐらい。失望感の到来は、民主党が政権を獲ったときよりも、はるかに早い。私たちは、いったい何を間違えてしまったのだろう。

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