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アベノミクスの光と影
最近、新聞をにぎわしている記事のひとつにアベノミクスという言葉がある。これは、いわゆる米国のレーガン大統領が行なった経済政策レーガノミクスになぞらえて、安倍政権の経済政策に対してつけられた造語。こんな横文字にしちゃうと、なんかすっごく素晴らしくカッコ良いものみたいに感じちゃうから不思議だ。安倍政権の誕生とアベノミクスの発表以降、確かに株価は上がり、円相場は円安に動いているけれど、だからと言って我々国民は諸手をあげて喜んではいられない。もちろん円安となることのメリットも大きいけれど、当然デメリットもある。輸入コストが上がり、企業は原材料費抑制のために賃金削減に走らざるを得なくなるかもしれない。金融緩和で地価が上がれば工場や事務所の経費も上がるから、その傾向はなお強くなるかもしれない。すなわち、金持ちはなお裕福になり、私たち貧乏人はなお生活が苦しくなる…という最悪のパターンさえ懸念される。私は経済のことは明るくないので明確な予測は立てられないけれど、ただひとつ、これだけは言える。アベノミクスは公共事業により建設業界にカネをバラまく、いわゆる国家社会主義。きたる参議院選挙のための選挙対策としては間違いなく有効だろうが、結果として財政赤字を増やすことに尽きてしまう可能性も大。国民生活をなおいっそう悪化させることにもなりかねない。イメージや雰囲気だけにだまされず、実際に経済にどう作用するのか注視していかねば。それにしても誰が名づけたか、アベノミクス。確かにネーミングだけは素晴らしい。私のフトコロ具合に関する経済対策は、ただただひたすら節約のヒサノミクスしか手がないけれど。
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