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ささやかなジェネレーションギャップ
ちょっと意外なアンケート結果がネットに載っていた。「人をグーで殴ったことがありますか?」の問いにイエスが27.1%、ノーが72.9%。男女別ではイエスと答えた男性が39.7%、女性が13.5%とのこと。しかし、私の経験からすると、男性ならばおそらく100%近い方が殴り合いの喧嘩を経験していると思うのだが…。中学生時代や高校生時代の、とくに若い頃に。当然ながら私もその例外ではなく、初めて人をブン殴ったのは中学2年生のときで、相手はクラスの同級生。班の活動をみんなが一生懸命やっているのに、まったく非協力的でふざけて遊んでいたので腹が立ってつい手が出ていた。必然的に殴り合いの猛喧嘩になったが、素手で人を殴ると自分のこぶしを痛めることも、そのとき初めて知った。学校で殴り喧嘩してきたことを私は両親に告げなかったが、制服の汚れぐあいから、もしかしたら察していたのかもしれない。相手の顔はひどく紫に膨れあがり、翌日親が我が家に猛抗議に来たけれど、「頭だけ下げておけ。お前が悪いんじゃないことくらいわかっている」と親父が言ってくれたのが嬉しかったことをいまでもはっきり覚えている。言葉よりもまず先に手が出てしまうのは、いま思えばやはり若さかも。学生時代はちょうどツッパリが流行りで、喧嘩をすることがカッコ良い、男らしい…そんな風潮の時代。だから町へ遊びに出るときは「ガン飛ばし」にはいつも気をつけていた。そして、いざ喧嘩になりそうになったら、まずメガネを外し、すぐにポケットのライターを取り出して握る。チョーパンが飛んでくる至近位置には立たず、必ず間合いを取る。そんなことを常に意識していた時代だから、むしろ殴ること殴られることを経験していない人は少ないのではなかろうか。けっして人を殴ることを肯定するわけじゃないけれど、昨今の「いじめ」を考えると、人に殴られることや人を殴ることの痛みを知らないことが、かえって人に対する優しさを失わせているのではないか…という気もする。社会人になってからも先輩からお叱りのパンチを何度か喰らったりしたが、それこそ「愛の鞭」であり、いまでも良い思い出のひとつ。学生時代の喧嘩であれ、会社での指導であれ、いまの時代ではおそらく問題となってしまうのだろう。ちなみに、このアンケートによれば年代が高いほどイエスの回答率が高いとのことだが、これも生まれ育った時代背景の違いかも。TVゲームでいくら暴力的なゲームをやろうとも、生身の喧嘩の痛みはわからない。みぞおちにパンチを喰らうと息が詰まってしばらく動けなくなることも、顎や頬にパンチを喰らうと口全体が痛くて飯が喰えなくなることも、口にパンチを喰らうと唇が異様なほどに腫れ上がることも。回復の呪文や復活の呪文なんてものは現実の世には存在しないのだ。ふと、そんなことを考えされたアンケートの結果であった。さてさて。でね。私がいまいちばんブン殴ってやりたいのは、パソコンのキーボードを掃除しようと思いOAクリーナーを吹きかけて、キーボードを壊してしまった私自身である。このクソ忙しいときに…。ばっきゃやろー!

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PROFILE
HN:
久村孝治
年齢:
69
性別:
男性
誕生日:
1956/03/02
職業:
広告制作会社 代表取締役
趣味:
ギター、ラジコンヨット、仕事
自己紹介:
30歳にて広告代理店を退社し独立。以降、四半世紀余り広告制作会社を営む。モットーは、仕事も遊びも楽しくマジメに!
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