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堅固な意志のもとに
現職の総理大臣が靖国神社を参拝して、中国・韓国からは「猛反発」を、米国からは「失望」をいただいたのは昨年暮れのこと。さすが我が日本の総理。この行為は表向きには諸外国から批判されているが、中国や韓国の国内事情を考えれば、矛先を日本に向ける絶好のチャンスであり、両国の政権が喜んでいることは間違いない。もともと日本の現総理の祖父である岸信介氏(A級戦犯被疑者)と韓国の現大統領の父の朴正煕氏はいたって親密な関係にあり、これが原因でいまの表面的に冷戦状態を作っているだけだから。かたやアジアの平穏を欲する米国からすれば、これは文字通り「失望」に値する行為であるが、これも現総理の計算の内であろう。彼が目指すところは、こうして諸外国との緊張関係を作り出すことによって、憲法改定の気運を高めることと自衛隊を軍隊に昇格させること。いずれ必ず訪れると言われている中国の崩壊に備えて、いつでも戦争を行なえる体制を整えておくべき…という彼の理念も理解できないわけではない。日本版NSCや特定秘密保護法など、昨年はその礎を築くことができたし、今回の靖国参拝はその意志の固さを内外に示すデモンストレーションでもあったわけだ。周りの声にはいっさい耳を貸さず、ひたすら己の信念に向けて突き進む。それはそれで政治家として素晴らしいことかもしれない。ただひとつ懸念されることは、それが本当に国民の声なのか…ということである。私個人としては、なんとしても戦争だけは避ける道を選んでいただいたいと願っているのだが…。
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