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地に落ちた議会、これで良いのか
世間を騒がせた都議会のセクハラ野次の問題。発言者が特定される前は「私ではない。発言者は議員を当然辞するべき。」と語っていた「早く結婚しろ」と野次った議員が、上層部に説得されて名乗り出て、会派離脱のみで、結局、議員辞職はなし。議会も粛正を求める決議をしただけで、「産めないのか」などと語った他の発言者らの特定さえもせず、この問題の幕引きと相成った。都民に選ばれた優秀な先生方だから、たとえ野次と言えども、その内容はおそらく思慮深いものに違いなかろう。たんなるセクハラ野次として報道されることに反発し、自ら名乗り出て、発言の真意を堂々と弁明すべきではなかろうか。もし仮に報道通り、たんなるセクハラ野次であるならば、まさしく言語道断。私は小学校時代に児童会副会長、中学校時代に生徒会議長をしたが、小中学生でさえ他の人が発言をしているときに野次を飛ばすような、そんな非常識な者はいなかった。とすると、彼らは幼稚園児レベルか。もちろん野次を飛ばしたこんな低レベル議員も問題だが、もっと深刻なのは、これをスルーして片づけてしまおうとする都議会や自民党の体質そのものであろう。なかでも罪深いのは、前述のセクハラ発言議員のすぐ斜め後方にいながら「発言は確認できなかった」とする幹事長と、発言議員の特定と懲罰を求める申し立てを門前払いした議長にほかならない。つまり組織として腐りきっている。こうした嘆かわしい事態に、本来ならばビシッと意見を呈さなければならないはずの都知事も、これまた知事選で自民党に支持してもらった経緯があって口に鍵をかけたまま。本当にこれで良いんだろうか、東京都は。いっそ東京オリンピックなんて辞退して、その分の経費を東北の復興に回してあげたらいかがだろう。
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