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ゴジラが再びやってくる
今年5月に全米公開されたハリウッド版ゴジラが、いよいよ日本でも今月25日から一般公開されるそうな。多くの方がご存知のことなので、いまさら語るまでもないが、ゴジラは放射能によって生まれた怪獣。歴史は古く、第1作公開は私が生まれるすこし前の1954年。当時、米国をはじめとする各国が核兵器開発のための核実験が頻繁に行なわれる中、放射能汚染に対する警告の意も込められて誕生したのである。ゴジラは「核の落とし子」「人類が生み出した恐怖の象徴」として表されていたことは、記憶にも新しい。くしくも1954年は、我が日本の原子力開発がスタートした年でもあった。あれからちょうど60年。新作のハリウッド版ゴジラでは、崩壊した日本の雀路羅(じゃんじら)原発なるものが舞台となるらしいのだが、これが震災で大事故を起こし、いまだ収束のメドさえ立たない福島第一原発であることは容易に推測できる。ゴジラは確かに娯楽映画ではあるが、そこには「核」に対するアンチテーゼがあるのだ(たぶん)。ご覧になる方は、ぜひその点にも注目していただきたいと思う。公開が楽しみである。
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