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反戦歌はカッコ悪いか
アフリカ北部のアルジェリアで人質拘束事件が起きてしまった。アルジェリア軍が攻撃を開始したとか。情報も錯綜しており、人質の安否がとても気になるところ。ホントに平和と言えるかどうかは疑問だが、とにもかくにも戦争のない日本に住んでいると、この手の紛争事件が縁遠いことのようにも思えるが、世界では現実に戦争はいまなお続いている。人が人の命を奪うことに、たとえどんな大義名分をつけようとも正義などあるハズがなく、とても心が痛む。ところで、私が若い頃はちょうどベトナム戦争の真っ最中で、フォークソングは反戦歌の代名詞みたいな存在であったように思う。ジョーンバエズを筆頭に、PPMやピートシーガー、ボブディラン、ブラザーズフォーなどなど、ときのフォークソングシンガーたちはこぞって反戦歌を歌い、聴く私たちもそれに共鳴していた。ところが、ベトナム戦争の終結以降パタッと反戦歌は影を潜めた。けっして世界から戦争がすべてなくなったわけでもないのに。かく言う私も、いまではほとんど反戦歌を歌わない。誰も歌わないので場違いでカッコ悪い気がするのと、歌うだけの意思表示はなにか偽善的な気がするのが、その理由。でも、こうして世界の悲惨な現実を目の当たりにすると、やはり反戦歌は歌い継がれていってもよいのではないかとあらためて思う。日本の演歌がもともと演説歌であったように、歌にはメッセージを届ける力がある。だから私は再び反戦歌も歌い始めようと思う。私ひとりが歌ったからといって、それが何の力になるわけでもないことはわかっているけれど…なぜなら、私は戦争が大キライ。戦争のない世界であってほしいと、そう本気で思っているから。
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