E-A-D-G-B-E
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ライブの際に音楽雑誌のページをめくりながら「え〜っと今日は何をやろうかなぁ〜」などと言いつつ選曲されている若手アーティストを、しばしばお見受けする。そして「あ、これにしよ」とその場でちょちょいと簡単に練習して、いざ本番。これで見事にステージを完成させてしまうから驚き。音楽センスや技術の違いと言ってしまえばそれまでだけど、私なんぞには、とうていマネのできない芸当である。中学1年のときにギターを始め、学生時代には当時流行りのフォークバンドをやっていたとはいえ、40年近くもブランクがあるので、もはや五十の手習いも同然。新しい曲をマスターするのに、曲の難度によっては1ヶ月以上も要す。まずは採譜から始めてこれで約1週間。なんとか自分の弾けるレベルまで簡単アレンジを加えて、そしてほぼ毎日少しずつ練習。そうやってようやく1曲マスターしても、数ヶ月前にマスターした曲を再び弾こうとすると、すでに大半を忘れてしまっていたり…。鉄は熱いうちに打て!とはよく言ったもので、この老朽化したアタマと指をときに恨めしく思うことも。さりとて練習しなければ腕はさらに退化するのみなので、もちろんまた新たな曲にチャレンジするつもりだけど。そして今度チャレンジする曲は昨日購入したシバさんのCDの中にあった、とっても気に入った一曲。さぁて、はたして年内にマスターできるだろうか。がんばれ!私。
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一昨日「ゴールデン☆ベスト-高田渡」の予約注文をした際に、いっしょに発注したシバ(三橋誠)さんのCD「夜のこちら」が今日届いた。シバさんは、高田渡さんも加川良さんもカヴァーしている、あの「淋しい気持ちで」で有名なシンガーソングライター。フォークソングが全盛を迎える少し前の60年代後半〜70年代初頭の頃に異彩を華っていたが、その下地がブルースであったことがこのCDから読み取れる。収録された楽曲はおそらく70年代後半に作られたものと推測するが、「淋しい気持ちで」の頃より、なおいっそうブルージィ。なかには30年代のブルース初期の頃のような作品も。きわめてブルージィだけど典型的なブルースとはまた一線を画す、彼独特のサウンドのオンパレードである。それにしても、ボトルネックギターによる弾き語りがなんともカッコいい。ちょいとマネしてみたいけど、さすがにこいつは無理かなぁ…。

今日午後、衆議院が解散した。そして一挙に選挙モード突入。成人してから選挙という選挙はすべて、いちども棄権することなく投票してきたけれど、今回の総選挙ほどアタマを悩ます選挙はかつてなかったように思う。自民党に失望し、民主党に裏切られ、ならば第三極かと思えば、主義も主張もへったくれもなくただ選挙のためだけに手を結び。ある議員が「どんな政党だって多かれ少なかれ意見の違いはある」ってTVでうそぶいていたけれど、意見の異なる者が一緒になるってのは、そんなに容易いことではない。それでもし選挙に勝ったとしても、のちのち行き詰まることは目に見えている。政治家はただ勝てばそれで良いのかもしれないが、私たち国民が期待しているのことはその後のこと。消費税増税しかり、原発問題しかり、TPPしかり…。いずれの政党もしっかりとした方向性を見いだせないままの選挙突入では、私たちは何を目安に投票したら良いのかサッパリわからない。選挙関連の報道の熱が高まれば高まるほど、逆に冷めてしまうのは、おそらく私ばかりではなかろう。
唐突ではあるが、このブログのタイトルを変えた。悩みに悩んでつけた「益者三楽漫歩記」だけど、世の中には同じような発想をする方はやはりいるもので、「益者三楽」をタイトルにしたブログを複数みつけてしまった。ヘソ曲がりな私としては、二番煎じ三番煎じは面白くない。それと、論語では、この益者三楽のあとに損者三楽という言葉が続き、良くない楽しみのひとつとして「酒宴にふけること」が上げられていて、これが私としては不満だった。で、この際いっそ変えてしまおう…ってことで、新たにつけた名前は「えあでげべえ」。由来はギターのレギュラーチューニング。勘のよい方ならすでにお気づきであろう。6弦から順にE-A-D-G-B-E。これをドイツ語読みすると…。とくに深い意味はないけれど、とにかく他にないタイトルにしたかったから。そして覚えやすいタイトルにしたかったから。え?!覚えにくいって?…ま、そう言わんと覚えてくださいな。えあでげべえ。
