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パフォーマンスは誰のため?
“巨人・大鵬・卵焼き”の時代ならまだいざ知らず、読売グループ偏重の、今回の長嶋氏と松井氏の国民栄誉賞受賞には首をひねった方も多かろう。もちろんご両人は球界の名士として名高く、それなりに実績もあるが、監督としてならば野村氏、選手としてならば野茂氏が上。授賞式に読売グループのドン・ナベツネ氏が列席していたことからも、政治的なウラがあることは容易に読み取れる。そもそもこの国民栄誉賞っていうのは、内閣の人気取りのために福田赳夫政権時代に生まれた制度であるが、政権基盤が軟弱な近年はとくに乱発ぎみ。このあたりは、北朝鮮における“共和国英雄”の称号乱発と似ている…と思うのは私だけだろうか。あまり乱発し過ぎると、福本豊氏や古関裕而氏、イチロー氏ら、これまで国民栄誉賞の受賞を固辞された方々の価値まで下がってしまう。受賞された長嶋氏、松井氏のご両人には心から祝福してあげたいけれど、でも…やっぱり人選と授賞のタイミングには疑問符をつけざるを得ない。安倍首相の、憲法第96条改定をにらんだ背番号96もあまり気に入らないし。ここまであからさまに“人気取り”のパフォーマンスをされると、受賞者にも失礼だし、さすがにちょっとね。
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