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臭い物には蓋を
事故から2年を過ぎたのに、収束どころか、ますます拡散をし続ける福島第一原発の海洋汚染。つい過日は、これに加えてトリチウム濃度の増加も報告され…。環太平洋諸国の皆さん、本当にごめんなさい。これまで原発を容認してきた日本人のひとりとして、ただただ恐縮に思う。にもかかわらず、過日は使うあてもない危険きわまりないMOX燃料をフランスから運び込んでしまい、いったいどうするつもりか。政府は「再稼働を前提としたものではない」と言っているが、ならばなおさら輸入する意図が理解できない。そもそも、もし仮にプルサーマル計画を推し進めたとしても、そこから出る核廃棄物の処理方法は決まっていなくて…。それこそ、いったいどうするつもりなのか。原発大国の米国には処分場もあるらしいけど、たとえそこへ運んで埋設をお願いしたとしても相当な高額を要すことは必至。実際、電力の自由化が進んでいる米国では、原発の安全対策と核廃棄物の処理にコストが掛かり過ぎて、他の発電システムに価格競争で勝てず、原発は順次閉鎖の方向にあるらしい。それでも原発がもっとも経済的といまだに主張し続ける政府や電力各社。それが私には不可解でならない。そういや、先般の東京都議会議員選挙では、原発推進派の自民党と公明党が候補者全員当選という圧勝だったけれど、私に言わせれば、あれは地元に原発を擁しない地域に住む方々の驕り。実際に事故により避難生活を余儀なくされ、また農作物や海産物が売れずに困っている全国の原発被害者の心情など、まったく理解し得ないのだろう。政府もマスコミも「臭い物には蓋をしろ」と言わんばかりに、ちかごろは原発事故被害やその処理に関してはほとんどスルーしているけれど、本当にそれで良いのだろうか。たとえ蓋をしても、そこに「臭い物」があるのは事実。これは将来の電力計画、しいては産業・経済にかかわる、きわめて重要なことだけに裂けて通ることは許されないと私は思うのだが…。
福島第一原発沖海域への汚染水漏れの可能性認める
福島第一原発沖海域への汚染水漏れの可能性認める
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