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憲法改正の先にあるもの
『自民党は同党の改憲草案で、憲法九条を変更して自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。それに伴い、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。防衛相の経験もある同党の石破茂幹事長は四月に出演したテレビ番組で、審判所設置に強い意気込みを見せた。「死刑」「懲役三百年」など不穏な単語も飛び出した石破氏の発言とは-。(東京新聞7月16日より抜粋)』。今回の参院選の争点のひとつでもある憲法改正であるが、自他ともに認める極右派の安倍首相や石破幹事長の発言から、その目指すものが読み取れる。私がかねがね語っているように、自民党が原発を推進する理由も、たんに原子力ムラの利権だけではなく、核兵器のためのプルトニウム保有にあることは容易に汲み取れる。低コストの安定電力供給なんてのは口実に過ぎない。『発言も表現活動も自由な社会であるのは、憲法のおかげだ。だが改憲を目指す自民党の草案は、現行の二一条を後退させかねないと、危機感を募らせる人が増えている。福島第一原発事故後の警戒区域で取材し写真を撮り続けた男性が、警察の取り調べを受けた事例を基に、表現の自由についてあらためて考えた。(東京新聞7月6日より抜粋)』。実際、現行憲法下においても、とくに原発問題においては数々の言論統制が行なわれているようで、前述の東京新聞など一部のメディアでは報じられている事件も大手メディアはいっさい報じていない。たとえば、安倍総理の福島での演説会でのこと。「原発廃炉に賛成?反対?」という質問カードを持った女性が警察官と名乗る男と秘書と名乗る男4名に取り囲まれ、カードを没収され、その後ボロボロになったカードが教えていないはずの勤務先へ送り返されてきたという事案。私たちが先進国だと思っていた日本において、こんな言論弾圧が平然と行なわれることに危機感を感じた方も多かろうと思う。些細な一件ではあるが、本来ならば「言論の自由」を主張すべきマスメディアがこれにいっさい触れていないことは不思議。もはやメディアも言論統制下におかれているのか。いったい自民党が目指す国家とは…はて。スタジオジブリの宮崎駿氏が憲法改正について小冊子「熱風」7月号にコラムを書いている。機会があればぜひ一読を…。それにしても「戦争へ行くことを拒否したら死刑」などと平然と言ってのける石破氏って、やはり狂気じみている。
安倍首相演説で質問プラカードを一時没収
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