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臭いものには蓋をしろ…で良いのだろうか
福島第一原発の事故処理は、安倍くんが自信満々に語った「完全にコントロールされている」なんて大ウソ。たとえば1号炉の圧力容器に毎日投入している4.4tの冷却水の8割、つまり約3.5tが容器から洩れ、そして深刻な海洋汚染に。だが、政府も野党もマスコミも、これにはいっさい触れない。まるで「臭いものには蓋をしろ」と言わんばかりに。三陸沖や関東沖で水揚げされた魚を九州産とする産地偽装などもネットや週刊誌等で指摘されているが、多くの魚は回遊魚なので、実際のところどこの魚も安全とは言い難い。安倍くんは「私が責任を持って」と、なんとも力強いお言葉を述べられているが、こんな大規模な海洋汚染の責任を人ひとりが負うなんて到底できるハズもなく、最終的には我々国民が負うことになることは明々白々。にもかかわらず、韓国の客船沈没事故や理研の研究論文のほうが本当に大事なんだろうか。で、そんな中ひとつ解せないのは、福島県教育委員会がこの4月から導入した給食の助成金。福島県産の農産物を学校給食に用いた自治体に「食品購入費」という名目で助成金を払うというものだが、はていかがなものか。原発事故以降、福島県産農産物が販売不振であることは容易に推測できる。が、だからと言って、その消費先として学校給食を狙いを定めたこの助成金のあり方には疑問を感じる。県の農林課が行なうのであれば県内農家の保護策としてわからないわけでもないが、教育委員会が行なうということは地産地消の教育的理由か。ずいぶんな屁理屈だけど。でも問題はそこじゃない。県として農業を守ることも大事なことだけど、県の未来を担う子供たちの健康と天秤にかけたとき、いったいどちらが重要か…ということ。産業や経済が成り立って上での社会ゆえ農業振興も大事。でも救護策の矛先が無力な子供たちって、はたしてどうなんだろう。この辺は意見の分かれるところかもしれない。農業従事者の方々にも子供たちにも、もともと何の非もあるわけではないので、非常に気の毒な話である。そもそもこんな難題の元はすべて原発。「私が責任を持って」と語る安倍くんに、責任を持って解決してもらうしかないだろう。
福島原発事故で本当に怖いのは魚介汚染
福島原発の海洋汚染マップを見ると、刺身も食べられなくなる?
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