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イッコーさんならずとも
ときどき送られてくる慈善団体からの募金勧誘郵DM。今日、送られてきたのは「国境なき医師団」ってやつ。名前は聞いたことがあるし、その活動そのものはけっして否定しない。だけど、だけど、だけど。このDMははたしてどうなんだろう…と、思わず頭をひねってしまう。とにかく、挨拶文やらリーフやら振込用紙やら返信封筒やら意図のわからないシールまで、中身だけでも7種類。しかも、どう考えても1色刷ですみそうな印刷物ばかりなのに、意味もなく2色刷や3色刷にグレードアップされていて。イッコーさんならずとも、思わす「どんだけ〜!」と声を発してしまいそうなほど。本来「お金がないから募金を求める」ってのが主旨のハズなのに、どれだけ贅沢に印刷物に予算をかけているのか。郵送料まで加えて考えると、かなりの費用である。これではまったく逆効果。せっかく募金しても、その多くが職員の人件費やこの手の印刷物に消えてしまうと思うと、その気も失せる…というものである。私も仕事柄、通販販促物に携わった経験があるが、特定のクライアントに送ったDMでも回収率には限界があり、ましてやこの「国境なき医師団」のように不特定の人を対象に送ったDMでは、回収率はどんなに高く見積もっても1%を越えることはなかろう。とすると、団体のPRという側面は持ち合わせてはいるものの、このDM自体は絶対に大赤字。DMに書かれている通り、3,000円で120人の治療、5,000円で100人のマラリア検査、10,000円で300食の栄養治療費、30,000円で1,200人のはしか予防接種ができるのなら、このDMの経費で救える人は数知れない。本当に募金を必要としているのなら、こんな意味のない印刷物をたくさん送ってくるよりも、会計報告書と資産表と事業計画書を送るほうが効果的だと思うんだがね。もし本当に募金が有効活用されているのなら…の話だけど。そんな疑いさえいだいてしまう、なんとも豪華なDMである。いやぁまいった、まいった。
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