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忘れちゃならないこともある
人間ってのは、イヤな思い出は消し去る能力を持っているのだという。もしその能力がなく、悲しみや怒りをいつまでも持ち続けていると、精神が異常をきたして死に至るという。泣くという行為には、精神状態を早く安定化させる効果があるのだとか。だが、事によっては忘れ去ってはならないこともあるのではないだろうか。たとえば福島第一原発事故。今日あらたに地下水から、国の基準の8倍の1リットルあたり50万ベクレルのトリチウムと、30倍の1リットルあたり1000ベクレルのストロンチウムが検出されたらしいが、ほとんどのメディアはこれをスルー。もしこれが福島第一原発事故前であれば、すべてのメディアが特番を組むほどの深刻なニュースであるにもかかわらず。もはや放射能汚染の問題は、悲しいな、国民の関心事ではなくなってしまったかのようである。かたや原子力規制委員会は今日、原発再稼働への第一歩となる原発の新しい規制基準を正式決定した。原子力ムラとともに歩む自民党政権だから、これもやむを得ぬことなのかもしれないが、事故後かつて多くの国民が求めた原発ゼロの声はいったいどこへ消えてしまったのか。先に述べたように忘却も確かに大切ではあるが、やはり忘れてはならないことだってあるはず。“No more Fukushima”を100%実現できる手段は、脱原発しかない。日本は唯一の被爆国であり、数少ない原発事故の体験国。私たち日本人こそが脱核のオピニオンとなるべきと私は思うのだが…。
福島第一原発の地下水から高濃度ストロンチウム検出
新規制基準を決定 電力各社、再稼働申請へ
福島第一原発の地下水から高濃度ストロンチウム検出
新規制基準を決定 電力各社、再稼働申請へ
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