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聖域に近づくと
今年のバレンティンはすごい。バレンタインデイではない。ヤクルトスワローズの強打者バレンティンのことである。WBCでの故障によりペナントレースに出遅れたにもかかわらず、116試合消化時点で52本塁打。残り28試合で王貞治氏が持つシーズン55本塁打の記録を塗り替えるのは、ほぼ確実であろう。ところが不思議なことに、我が日本のプロ野球界にはこの55本塁打を聖域とみなす空気があり、この記録が更新されそうになると途端に記録更新を妨げるべく相手投手が勝負を避けるようになる。あたかもどこからか圧力がかかっているかのように。だが、プロ野球ファンにとって本塁打は「華」である。純粋に勝負を楽しみたいのである。とくにペナントレースが絶望的なスワローズファンにとっては、今年はバレンティンの本塁打記録と小川投手の新人王くらいしか楽しみがないのである。かつて昔、このスワローズの監督を長く務められた野村克也氏が過日「王の記録を抜くのは日本人であって欲しい」なんてコメントをされてたけど、そもそも王氏って日本人だっけ。金田氏しかり。張本氏しかり。かつてプロ野球の偉大な記録を作り続けてきたのは…。いまさら日本人がどうの…って言うのも妙に違和感を感じる。相撲界はとっくの前から外国人がトップに君臨しているし、プロ野球界だってなんら問題ないんじゃないの。ここまで来ると、やはりバレンティンがどこまで記録を伸ばせるか、おおいに楽しみ。投手もぜひぜひ真っ向勝負を願いたい。じゃないと、日本のプロ野球はますますつまんないものになっちゃうよ。ね、渡辺さん、加藤さん。
バレンティンの本塁打記録に見るプロ野球ファンの成熟度
バレンティンの本塁打記録に見るプロ野球ファンの成熟度
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