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責任て何じゃい!
安倍政権が誕生し加えて夏の参院選で大勝してから、日本の右傾化にますます拍車がかかった。この流れは自ら超タカ派を自負する彼の信条。ゆえに仕方ないこととは思うが、さすがに今回上程された特定秘密保護法には危惧されている方も多かろう。この法案の危険性については、弁護士会、マスコミ、有識者たちがたくさん語ってくれているので、ここでは割愛しよう。ただひとつ。私がもっとも気になることは、安倍氏が好んで、かつ軽々しく使う「責任を持って」という言葉。福島第一原発事故の汚染処理についても、原発再稼働についても、彼は「私が責任を持って」と語っていたが、万が一のとき、いったいどう責任をとるつもりなのかサッパリわからない。彼もしくは彼の一族の総資産を投げ打っても賠償はできないだろうし、仮に首相を辞任されても、往年の武士のように切腹されても、それで責任をとったとは到底言えない。今回の特定秘密保護法に関し危惧される多くの事柄についても、彼いわく「各省庁、各大臣が責任を持って」と答弁していたが、いったい何を称して「責任」と言っているのか。こんないい加減な言葉を自信満々に語る姿を見るとイラッとするのは私だけだろうか。そもそもこの特定秘密保護法。防衛、外交、 スパイ行為、テロ活動防止の4項目についてのみの規定だから一般の市民生活には無縁としているが、これこそが恐ろしい落とし穴。先般の東日本大震災の復興資金が、各省庁の屁理屈の理由づけでまったく復興とはまったく関係ないところに多く使われてしまったのは、記憶に新しいところ。どんな事柄だって拡大解釈すれば、上記の4項目に関連づけて秘密事項にすることができてしまうのである。つまり政府や各省庁にとって不都合なことは、すべて法の下に隠蔽できてしまうこの法案。言い換えればすなわち「権力者と役人の保護法」であり、もっと先を見れば軍国主義復活への礎ともなり得る法律である。今国会中の可決なんて、もってのほか。もっともっと十二分に議論をしていただきたいと、私は思うのだが…。
真相迫れば「扇動」?
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