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権利には義務も付随するのだが
一強多弱の現政界だから必然の結果とも言えるけれど、ついに集団的自衛権行使容認が閣議決定されてしまった。でも、権利を行使するということは当然そこには義務も発生する。マスコミもこれについてはあまり触れていないけど。権利と義務については中学校の社会科で学んでいるから誰もが知っていることなのに。では、集団的自衛権に対する義務とは何か。まず筆頭に上げられるのが、戦地の自衛隊員が敵の標的になる…ということ。怪我はおろか死も覚悟せねばならない。逆に戦争という大義の元に、敵兵を殺傷することも必須となる。となると、多くの識者たちが語っているように、現在は志願兵(?)で成り立っている自衛隊員の数は激減し、近い将来、徴兵制がしかれる可能性がきわめて高い。これも集団的自衛権行使に伴う国民の義務のひとつである。街頭インタビューで「集団的自衛権に賛成」と語っていた若者がいたが、その彼に、戦地におもむく覚悟がどれだけあるのか…はなはだ疑問に思った。集団的自衛権を是とするか非とするか、それはともに日本の平和のあり方に対する考え方の違いなので、どちらが正しいとは断言できない。だけど、権利によって得られる利点だけを述べて、義務によって負わされる“負”の部分を語らないのは不誠実だと思う。安倍くんは、集団的自衛権に反対する人々には「誤解がある」と語っていたが、もしもそれが誤解ではなかった気づいたとき、時はすでに遅いのである。嗚呼。
↑6月30日の夕方から深夜にかけて、首相官邸前で市民団体などによる抗議デモが開かれた。
↑6月30日の夕方から深夜にかけて、首相官邸前で市民団体などによる抗議デモが開かれた。
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