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カテゴリー「政治経済社会」の記事一覧
- 2024.05.19 [PR]
- 2014.11.05 なんだかなあ…
- 2014.10.30 線引きの基準はいずこに
- 2014.10.24 与野党一丸となって
- 2014.10.13 知らぬが仏とは言うけれど
- 2014.07.24 同じアンケートが3つも
- 2014.07.01 権利には義務も付随するのだが
- 2014.07.01 大事なことは、みんなの総意で
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昨日、仕事の合間に一服しがてら国会中継を見た。久々に。すっかり弱体化してしまった野党ではあるが、なかなか骨のある質問をする議員も少なからずいて、それには感銘した。かたや官邸側はというと…これがかなりレベルが低い。防衛大臣も、我が静岡県出身の法務大臣も。加えて彼らの長である安倍晋太郎氏のご子息も。質問の意とは違う答えしか出ないではないか。とある社民党議員が質問した首相の巨額脱税疑惑の件もそう。週刊誌ネタを元にした質問もどうかとは思うが、それに対する安倍君の異常な激昂ぶりは、かえって脱税疑惑を深めてしまう結果に。これで本当に現内閣は大丈夫なのだろうか?…と一抹の不安を覚えた。小笠原諸島近海の中国漁船による赤サンゴ密猟の件に関し、これに政権が一切触れないのは10日・11日に開催されるAPECの席上で中国首脳との会談を切望する安倍内閣の事情。いまや政権と一体化したマスコミも内閣の意向を察して中国批判の論調を示さない…というのが多くの識者の見方のよう。私もそう思う。でも、これもすべて中国側の手の内の中なのに。対韓国しかり。対北朝鮮しかり。対米国しかり。親父の晋太郎氏は外務大臣として外交問題に手腕を発揮された方なのに、息子はこの面では、からっきし無能と言わざるを得ない。過日、香港でのデモに10代の学生が多く参加していることについて、日本の10代の方に街頭インタビューしているのを見ていたら、日本の10代がデモをしない理由を「日本の政治は良いから」って答えていた女性がいたけれど、いったいどこを見て評価しているのか…。現政権も不安だらけだけど、日本の将来も不安だなあ。
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宗教法人幸福の科学が申請した「幸福の科学大学」の設置を認めない決定を文科省が出すらしい。となると疑問に思うのが、この宗教系の学校は何をもって認否が決定されるのか、その基準はどこにあるのかということ。パーフェクトリバティ教団や天理教、創価学会などなど、怪しげな新興宗教系の学校は数多く既存する。仏教系やキリスト教系など、メジャーな宗教の学校も含めると、その数たるや計り知れないほどある。なのに、なにゆえ幸福の科学だけはダメなのか。断っておくが私はけっして幸福の科学の信者ではない。我が家は曹洞宗の檀家である。ただ純粋に、宗教系の学校が認められるか否かの、その基準はどこでどう規定されているのか、それが不思議でならない。ただそれだけである。
幸福の科学大学は「認めない」 文科省の審議会が"霊言"を問題視
幸福の科学大学は「認めない」 文科省の審議会が"霊言"を問題視
うちわがどうの、事務所費がどうの、SMクラブがどうの…って、なんか話が小っさい。もちろん問題であることは違いないだろうけど。とくに小渕恵三氏の娘さんのやつは、たんに大臣を辞任すれば良いっていうレベルじゃなくて議員辞職に匹敵する。でもね、国会ってのは互いのあら探しをすることが使命ではない。書き出すとキリがなくなっちゃうのでそれは割愛するが、もっともっと重要なことがた〜くさんあるのに。野党に力がないと言ってしまえばそれまでだけど、もしかしたら、野党も某連立政権与党もすべて自民党一党に牛耳られ、与野党一丸となってこんな茶番を演じているのか…とも疑いたくなる昨今の政治情勢である。重要な課題から国民の目を逸らすために。
武器輸出三原則も緩和。消費税アップに伴う輸出もどし税や、アベノミクスによる円安誘導による大手輸出企業への利益享受。債費削減を目的に民主党政権時代に行なわれた、事業仕分けでカットされたほとんどの事業の復活。国民に厳しく、グローバル企業に手厚い。そんな第二次世界大戦前の富国強兵政策に近い日本の現況に、なにゆえ?と疑問を抱いている諸兄も多かろう。ネット情報には誤報や眉唾物も多いから、すべてが真実とは言えないが、安倍、小泉、岸信介、CIA、ユダヤ、統一教会などの単語でググッってみると、なんとなくその背景にあるものが見えてくる。原子力ムラも、その延長線上にある物のひとつ。ウラを暴こうとする者は、どうやら「消される」運命にあるようだ。過日のTV朝日のディレクターのように。この恐ろしい事実を知らないのは、もしかしたら、すこしばかり平和ボケしてしまった私たち日本人だけなのかもしれない。
一強多弱の現政界だから必然の結果とも言えるけれど、ついに集団的自衛権行使容認が閣議決定されてしまった。でも、権利を行使するということは当然そこには義務も発生する。マスコミもこれについてはあまり触れていないけど。権利と義務については中学校の社会科で学んでいるから誰もが知っていることなのに。では、集団的自衛権に対する義務とは何か。まず筆頭に上げられるのが、戦地の自衛隊員が敵の標的になる…ということ。怪我はおろか死も覚悟せねばならない。逆に戦争という大義の元に、敵兵を殺傷することも必須となる。となると、多くの識者たちが語っているように、現在は志願兵(?)で成り立っている自衛隊員の数は激減し、近い将来、徴兵制がしかれる可能性がきわめて高い。これも集団的自衛権行使に伴う国民の義務のひとつである。街頭インタビューで「集団的自衛権に賛成」と語っていた若者がいたが、その彼に、戦地におもむく覚悟がどれだけあるのか…はなはだ疑問に思った。集団的自衛権を是とするか非とするか、それはともに日本の平和のあり方に対する考え方の違いなので、どちらが正しいとは断言できない。だけど、権利によって得られる利点だけを述べて、義務によって負わされる“負”の部分を語らないのは不誠実だと思う。安倍くんは、集団的自衛権に反対する人々には「誤解がある」と語っていたが、もしもそれが誤解ではなかった気づいたとき、時はすでに遅いのである。嗚呼。
↑6月30日の夕方から深夜にかけて、首相官邸前で市民団体などによる抗議デモが開かれた。
↑6月30日の夕方から深夜にかけて、首相官邸前で市民団体などによる抗議デモが開かれた。
いよいよ今日。戦後70年間まもられ続けてきた日本の「不戦」が覆る。数日前、新宿駅南口で、集団的自衛権容認に突き進む安倍政権への反対を唱えつつ焼身自殺を図った男性がいて、これは海外各国でも報道されたらしい。意外にも国内メディアの扱いは小さかったが、ベトナム戦争まっただ中の1969年、反戦を唱えて焼身自殺したフランシーヌを思い出された方も、少なからずいたであろう。これほどの思いをされる方がいることもうなずける、日本の将来を大きく分ける、確かに重要な事項である。さて、その争点の集団的自衛権であるが、これを是とするか非とするかは、人それぞれの考え方によるところなので、ここでは触れない。ただ問題なのは、なにゆえこんなに焦って閣議決定に持ち込まなければならないか…ということである。私が想像する理由は、いかの6つ。そもそも安倍くん自身が極右翼であること。一強多弱のこの機を逃しては実現できないこと。組閣再編をほのめかすことによって、これまで集団的自衛権には慎重派だった議員も容認派に取り組めたこと。某宗教系政党が思いのほか軟弱で、幹部が連立解消の脅迫に屈し、立党の精神よりも政権与党であり続けることを重んじてくれたこと。靖国参拝などの愚行で失っていた米国からの信頼回復に貢献できること。そしてなにより大きいのは、秋に予定されているシーレーン防衛の見直しに、大きな手土産を持って堂々と参加できること…であろう。これだけ好材料が揃えば、一気に閣議決定へ持ち込みたいとする安倍くんの気持ちも、けっしてわからないではない。だが、やはり事は重大。安倍くん一人のメンツのために、こんな暴挙は許されない。じゅうぶんに議論を尽くし次期衆議院総選挙の争点として、国民の真意を問うことが正しい道と私は考えるが…。
官邸前で抗議デモ 集団的自衛権の閣議決定反対で深夜まで
官邸前で抗議デモ 集団的自衛権の閣議決定反対で深夜まで